日焼け止めを塗らない方がいい?美肌になる肌断食のメリットとは
「日焼け止めを塗ると肌荒れするから塗りたくない…」
「日焼け止めを塗らないで行う肌断食ってどういうメリットがあるの?」
「日焼け止めのデメリットって何?」
なんてあなたは思っていませんか?
美白のため、シミやくすみ予防のために一番効果的なのは、日焼け止めを塗る事だといった風潮が現代では当たり前状態になっていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?
今回は日焼け止めを塗らない事や肌断食する事によって得られるメリットについて解説していきたいと思います。
目次
肌の仕組みってどんな風になっているの?
皮膚は呼吸したり吸収する他にも、汗や皮脂の排出作用やビタミンD合成作用、免疫物質サイトカインを分泌する作用といった風に様々な働きを担っています。
免疫物質サイトカインとは細胞から分泌されるたんぱく質で、免疫システムの情報を伝達する働きや免疫反応の調節をフォローする働きをしています。
これらの肌細胞の働きを安定化させるためには、酸素を充分に取り込む必要があります。
人間が摂取している酸素のおよそ90%が肺で、残りの10%程度が皮膚の毛穴からになります。
他にも皮膚の毛穴は常に老廃物や汗を排出しながら活動しているので、日焼け止めや化粧で毛穴を目立たなくするために防いでしまうという事は、実は老廃物の排出の妨げにもなっているのです。
そう考えるとあまり日焼け止めや化粧で毛穴を塞がない事が、肌細胞の健康や老廃物の排出には大切だという事がわかります。
日焼け止めを塗って肌トラブルが起きる原因について
日焼け止めを塗って肌トラブルが起きる原因にもいろいろあります。
ニキビや吹き出物
日焼け止めの成分の紫外線吸収剤が含まれている場合には、特に油分が多いので皮脂バランスが崩れやすくなります。
真夏の暑い時期には日焼け止めと汗と皮脂と外気の汚れが混ざって、アクネ菌が皮膚の表面に繁殖します。
ニキビ菌であるアクネ菌は、皮脂を栄養分として繁殖するからです。
ニキビは一旦出来るとその毛穴の中を巣にして繁殖していくので、早めに治療していく事が大切です。
⇒ニキビが悪化する!?日焼け止めをニキビ肌に塗るコツや選び方
乾燥
日焼け止めに紫外線散乱剤が含まれている場合には紫外線による熱を蒸発される作用があるので、その時に肌の水分も一緒に蒸発してしまって乾燥肌を招いてしまう事もあります。
乾燥肌の状態が続くとシワを招く原因になるので、早めに保湿ケアをして始めて下さい。
⇒日焼け止めを塗ると乾燥する原因と対策!日焼け止めの選び方を解説
かぶれやかゆみ
日焼け止めは紫外線によるメラニンの侵入を防ぐ効果が期待できる分、肌への負担も大きくなります。
顔に直接塗る事は避けて、化粧水や美容液、乳液、化粧下地などで肌を整えてから塗るようにしましょう。
体に塗る時には、石鹸でも洗い流せるようなオーガニック素材を使用した物を活用していって下さい。
⇒日焼け止めによるかぶれの原因や症状と対処や治療方法について解説
⇒日焼け止めのかゆみの原因と対処法!塗るとかゆくなるのはなぜ?
日焼け止めで毛穴を防ぐデメリットについて
日焼け止めはカバー力が命になってくるので、毛穴の中に浴びた紫外線のメラニンが侵入してこないようにと毛穴を膜でカバーする効果の高い日焼け止めがシミやくすみを防ぐコツです。
肌の表皮の奥には、胚芽層といって表皮の栄養分を肌細胞に届けて細胞の増殖を行います。
この胚芽層ではメラニン色素細胞も生存しているので、毛穴から紫外線によるメラニンが胚芽層まで侵入してくると、メラニン色素細胞を増殖しなさいといった指令が出される仕組みとなっているのです。
このメラニン色素細胞増殖によって、メラニンの塊が表皮の表面に浮き上がってきた状態がシミです。
シミやくすみを防ぎたいためにと長時間カバー力の高い日焼け止めを塗り続けると、皮膚呼吸が出来なくなって鼻の頭や鼻の周り、鼻の下、あごなどの毛穴が必死で呼吸しようとして逆に毛穴が開いて肌のキメが荒くなっていきます。
真夏日の外出といった風に紫外線が強くない日には、カバー力の強い日焼け止めをあえて塗らなくても、日焼け止め効果のある化粧下地やBBクリーム、CCクリーム、ファンデーション、ミネラルファンデーションなどでも充分に日焼け予防出来ます。
肌に負担をかけないコツとしては、メイクの際に化粧下地、日焼け止め、ファンデーション、フェイスパウダーと重ね塗りして皮膚呼吸できない状態を長時間作らない事です。
日焼け止めを塗る事だけが美白ケアではないので、日焼け止めだけに頼らない美白方法も取り入れていきましょう。
日焼け止めを塗らない事のメリットについて
日焼け止めは紫外線といった強い光線をブロックする効果があるのと同時に、肌には非常に刺激の強い成分です。
その刺激の強い成分をそのまま皮膚に長時間浸けておくと、紫外線による熱で化学反応を起こしてしまった成分やメラニン、外気のほこり、細菌なども一緒に毛穴から侵入してくるといったデメリットもあるといった事を踏まえておきましょう。
日焼け止めはこのように肌にとってメリットばかりではないのです。
では、逆に日焼け止めを塗らない事のメリットとしては、
毛穴を塞がないから皮膚呼吸をスムーズに行う事が出来る
日焼け止めの特徴としては、カバー力が強い事です。
カバー力が強いという事は、それだけ毛穴も塞いでしまうという事だから、皮膚呼吸が滞る事によって毛穴の中の老廃物が排出されなくなって皮脂が溜まる事により、ニキビや吹き出物が出来る原因となります。
他にも顔の毛穴を日焼け止めにより塞いでしまう事によって、鼻やあごといった毛穴が多く集まっているパーツから、必死で皮膚呼吸をしようと肌細胞達が試みるようになるので、それらのパーツの毛穴が広がってしまう原因となるのです。
イチゴ鼻と呼ばれる毛穴の開きのブツブツ現象は、実は日焼け止めやメイクで毛穴を塞いでしまう事が原因だったのです。
日焼け止めを落とす必要がない分、クレンジング剤で余分に皮脂膜を除去してしまうといったリスクがない
日焼け止めでもウォータープルーフタイプの紫外線吸収剤を使用している物になると油分も多く含まれているので、その分落とす時にもオイルクレンジングや、その日焼け止めとセットで使用しないと落ちないという、落とす時に肌へ強い刺激を与えてしまう事があります。
それが毎日の事となってしまうと、外気のほこりや細菌、紫外線によるメラニンをブロックするための皮脂膜まで奪われてしまうのです。
だから少々の日光だったら無理して日焼け止めを塗らない方が、肌にとっては負担がかからないのです。
⇒肌に負担をかけない日焼け止めの落とし方。クレンジングについても解説します
日焼け止め代がかからない
日焼け止めを毎日のように塗るという事は、年間にしてみるとかなりのコスメ代を使う事になります。
炎天下の下や海や屋外プールといった紫外線が強力な場所以外では、必ずしも日焼け止めを塗っていないと紫外線をセーブできないといった訳でもないので、曇りの日や雨の日、冬場は出来たら塗らずに過ごしてみましょう。
肌の底力を高める
毎日のように化粧水、美容液、乳液、美容クリーム、日焼け止めといった風に何層にも塗り重ねていたら、それだけでも皮膚は相当甘やかされてしまいます。
人間の肌細胞は本来、肌細胞によって皮脂や汗、水分といったphバランスを整えながら、自らの力で外気や細菌、紫外線から守る働きを持っています。
だから最近美肌に効果的なスキンケア製品やハイブリッドな日焼け止めが開発されたからといって、それを過剰に使用して肌を過保護状態にしてしまっては人間本来が持っている肌の免疫力は弱まるばかりです。
日差しが強くない日は、日焼け止めを使用しないようにすると、それだけでも肌の底力はアップするのです。
表皮の水分量を保持できる
日焼け止めを塗るデメリットとしては、乾燥する事が挙げられます。
乾燥によって表皮の水分保持量が減少する事によって、シワやたるみ、ほうれい線といった症状を招いてしまいます。
肌断食のメリットについて
肌断食とは、肌をスキンケアやメイクで甘やかさない事です。
そうする事によって肌本来の働きを強化していきながら、免疫力を高めていく事が出来るようになるのです。
ターンオーバーが正常化する事によって肌の真皮質に眠っていたメラニンの排出がスムーズに行われるようになるので、シミやくすみといった肌トラブルから解放されるようになります。
肌は生きているので、その時の気候や温度、湿度、周りの環境、食事の内容、睡眠時間によってもコンディションが大きく変化してきます。
よほど乾燥、たるみ、シワが気になるといった事がなければ、スキンケアもシンプルに済ませる方が肌の底力はアップします。
メイクも化粧下地→日焼け止め→ファンデーション→フェイスパウダーと何層も塗り重ねるよりは、日焼け止め効果のあるBBクリームオンリー、もしくは日焼け止め効果のある化粧下地→ファンデーションオンリーといった風に、使用するアイテムも極力減らした方が毛穴を塞がないので、皮膚呼吸もスムーズに行えるようになります。
大切な事はコンディションチェックです。
肌荒れに悩んでいる時だけそれに適したスキンケアやメイクをしていって普段は出来るだけシンプルケアを心がけながら、肌断食作戦で肌の底力を高めていって下さい。
他にも肌断食のメリットについて解説します。
こちらも参考にしてください。
⇒洗顔や化粧水で肌の透明感が失われる?肌断食のやり方まとめ
クレンジングをする必要がなくなる
クレンジングの使用によって皮脂やセラミドといった保湿成分まで一緒に洗い流してしまい、かさつきを招いてしまいます。
クレンジングを使用しない事によって、皮脂膜のコンディションを保つ事が出来ます。
自律神経の働きを正常化する
皮膚には、暑い時には毛穴から汗を出して寒い時には血管を収縮して汗をストップさせながら、立毛筋を立てて熱が放出するのを防ぐ機能があります。
それを日焼け止めや化粧で毛穴に蓋をして妨げる事によって、自律神経の働きを阻害していく事につながるので触感覚を麻痺させてしまう原因となります。
あえて日焼け止めや化粧を塗らない状態を作る事によって顔の皮膚呼吸がスムーズに行われ、新陳代謝も促進されるので、肌細胞の働きも活性化していくのです。
防腐剤の副作用
日焼け止めや化粧品には防腐剤成分が含まれているのですが、実は防腐剤は皮膚に生存している常在菌を殺してしまうので、カビやニキビ菌が繁殖する原因を作ってしまうのです。
カビや細菌の繁殖がアトピー肌の原因となるので、積極的に肌断食の習慣を取り入れながら皮膚の免疫力を高めていきましょう。
肌断食で血行促進
肌断食のメリットとして、他にも血行促進効果があります。
それは肌に何も塗らず毛穴を塞がない事によって、毛穴から酸素が血液中にスムーズに送り届けるようになるので淤血を防ぐ事が出来ます。
シミやくすみが出来る原因としては紫外線によるものの他にも、皮膚から必死で老廃物を排出しようとしてそれが表皮に付着してシミとなったり、角質層でくすみとなる事があります。
酸素が充分に取り込まれない事によって、肌細胞が酸化してしまいます。
そして脂肪が酸化して出来る不溶性色素リポフスチンといった老化物質によって、シミやくすみを招いてしまうのです。
リポフスチンは、加齢性色素、消耗性色素とも呼ばれています。
肌断食によって毛穴を塞がない事によって肌細胞が活性化され、リポフスチンが発生するリスクを抑える事が出来るので、シミやくすみ予防が出来るという訳です。
肌断食したいけど日焼けもしたくない人には飲む日焼け止めがおすすめ
肌断食のメリットは分かりましたが、かといって日焼けもしたくないですよね?
今の時代は日焼け止めを塗らなくても紫外線対策ができるんです。
それが「飲む日焼け止めサプリ」になります。
飲む日焼け止めはサプリになっているので一日一回服用すればそれで紫外線を防いでくれます。
塗る日焼け止めの様に塗り直しや重ね塗りがないので肌断食をするにはとてもおすすめです。
飲む日焼け止めには他にもこの様なメリットがあります。
・日焼け止めの塗り直しや重ね塗りをする必要がない
・日焼け止め特有のべたつきや白浮きがない
・敏感肌でも使用することができる
・唇や頭皮など日焼け止めが使用することが難しいところも日焼け対策できる
・日焼け止めの塗りムラがない
・飲む日焼け止めは体全身をカバーしてくれるので塗り忘れのうっかり日焼けが無い
・日焼け止めをクレンジングで落とす必要がない
・サプリメントだけど副作用の心配がない
・飲む日焼け止めによっては美容成分が入っている
などなど他にも色々とメリットがあると思います。
日焼け止めのデメリットをほとんどカバーできちゃうのが飲む日焼け止めなんですね。
今は人気モデルさんの間でもとても話題になっています。
是非、飲む日焼け止めをチェックしてみてくださいね。
当サイトおすすめの飲む日焼け止めはこちらになります。
⇒おすすめの飲む日焼け止めを見てみる
まとめ
今回は日焼け止めを塗らない肌断食のメリットと日焼け止めのデメリットについて解説しました。
紫外線対策には日焼け止めというのは今では常識になっています。
でもあまり知られていないのが日焼け止めのデメリットになります。
日焼け止めを塗るメリットと塗るデメリットを天秤にかけたら必ずしも塗ることがいいとは限らない場合があります。
時には日焼け止めを塗らないで肌本来のパワーを回復させてあげる肌断食が必要もあります。
そういう肌断食をする場合には、是非飲む日焼け止めで対策してみてくださいね。
これからの時代は飲む日焼け止めで美肌を手に入れるのが流行るのではないでしょうか。
今後に注目です。