日焼け止めのいい匂いの正体は香料や着色料。その危険性は?
あなたはいい匂いの日焼け止めを使ってはいませんか?
日焼け止めの香料や着色料については事前にちゃんと調べていますか?
実は、あなたの日焼け止めに香料や着色料が混ざっているかもしれません。
いい匂いのする日焼け止め、合成の香料や着色料についてお話をすすめましょう。
■いい匂いのする日焼け止め
毎日日焼け止めを使っている人は鼻が慣れているので気づかないかもしれませんが、久しぶりに日焼け止めを使おうとした時に、あの独特な匂いにやられた…という経験はありませんか?
日焼け止め特有のあの匂い、筆者は何回塗っても慣れません。
ですが、最近ではいい匂いのする「フレグランス系日焼け止め」がブームになっており、雑誌やネット記事でも多く取り上げられるようになりました。
Nathanから借りた 日焼け止めクリームの匂いが 良い匂いすぎて忘れられない。 今年初めて腕に日焼け止めを塗った
— たけだ ゆり (@mtlro6ceqv1i) 2015, 11月 15
毎日使う日焼け止めがいい香りだったら、毎日使っても苦じゃありませんよね! また、薄い肌色が入ってる日焼け止めも発売されています。 すっぴん風メイクにはぴったりのアイテムで、下地やファンデーションを使わずに日焼け止めだけ塗るという人もいるとおもいます。 でも、いい匂いのする日焼け止めや肌色がついている日焼け止めには、もちろん香料や着色料が使われています。 それって肌にいいのか悪いのか? 気になる肌への影響をまとめました。
●香料や着色料が必ずしも悪とは限らない?
いい匂いのする日焼け止め、肌色の日焼け止めに使われている香料や着色料。 いい香りを楽しむため、また肌色に近づけるために入っているこれらの成分は、もちろん肌への影響が心配されます。 ですが、必ずしも肌に悪影響を与えるものだけとは限りません。 それは、自然からとれる天然由来の香料や着色料。 これらについては何の心配もありません。 最近ではオーガニックの化粧品も増えてきていますよね! 少々値段は張りますが、天然由来の成分で作られた爽やかな香りで、使い心地が良いのが嬉しいです。 ところが、香料や着色料が「合成」のものだった場合には肌への影響が心配されます。 むしろ、いい匂いのする・着色する日焼け止めのほとんどは合成の香料や着色料が使われていると思って間違いありません。
●合成の香料・着色料が及ぼす肌への影響について
多くの化粧品に含まれる合成の香料や着色料。 合成というのは科学的に作られた成分で、多くは石油由来の合成成分が使用されています。 日焼け止めに限らず、医薬部外品の化粧品を除くすべての化粧品に成分表示が義務付けられていますが、こうした背景には過去に多発した肌トラブルがあったからなんです。 たまに、何処何処の化粧品を使ったらシミになった!アレルギーを起こした!と問題になることがありますよね。 最近ですと100円商品のネイルに使われている成分に発がん性が疑われたことで話題になりました。
2015 年 10 月 16 日にお知らせ致しました 26 商品の販売停止の公表後、全商品の検査が終了致しましたのでお知らせ致します。 その結果 148 商品の内、76 商品にて「ホルムアルデヒド」が検出されました。(別紙検査結果参照)大変ご迷惑おかけ致しますが、該当商品のご使用を直ちに中止いただくようお願い申し上げます。 検査結果を重く受止め、お客様の安全を最優先と考え、万全を期する為に弊社としてエスポルールネイル全商品の販売を停止し、回収をさせていただきます。
化粧品トラブルは社会に与える影響も大きいんです。 化粧品に使われている合成の香料や着色料にも、発がん性が疑われているものもあり、湿疹などの肌トラブルを起こす原因になるのです! しかも、肌トラブルは一度起きてしまうと改善までにかなりの時間と労力を費やします。 やはり、独特な匂いを我慢して使い続けるか、オーガニックの日焼け止めを使う方が得策と言えるでしょう。
●香料・着色料無添加でも安心できない?
とはいえ、パッケージの「香料・着色料無添加」の表記に安心しないほうが良いです。 なぜかというと、香料や着色料は無添加でも他に合成成分が使われている可能性があるからです。 例えば、乳液タイプの日焼け止めは合成の界面活性剤が使われているものが多いですし、紫外線吸収剤を使っている日焼け止めは化学反応による肌への負担が考えられます。 なので、「香料・着色料無添加」と記載があってもよくよく見たら日焼け止め自体が無添加じゃなかった!というパターンもあるんです。 特に、敏感肌の人や赤ちゃんが使う日焼け止め選びには注意が必要ということ。
やってはいけない!UV対策☆ お肌が敏感な人は、無香料・無着色の日焼け止めを 試してみてね。配合成分が少なければ、それだけ お肌への負担が軽くなります。不要な成分は 要りません。(^o^)
— 素敵女性になれる美容トリビア (@sutekijosei) 2015, 11月 13
香料や着色料に限らずに不要な成分が入っていないものを使いましょう。
多くの化粧品に使われている、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤(日焼け止め成分)、香料などは、肌に悪いため「1日メイクをすると肌が元の状態に戻るのに20日かかる」とも言われています。子供さんにメイクをさせないようにし、ぜひ大人のかたも化粧の必要ない日は素肌で過ごし肌を休ませましょう
— こどもの からだを まもりたい (@team_kodomamo) 2015, 10月 18
お肌を休める日を作る事も大切なことですよっと。
■さいごに
いかがでしたか?
いい匂いを楽しむ日焼け止めなら、無添加のものを使用することをおすすめします。
さらに敏感肌の人は日焼け止めの表記に注意して選ぶようにしましょう。
パッケージに書かれている文言を鵜呑みにせずにちゃんと一度は成分表を確認しましょうね。
おしまい