日焼け止めと化粧下地!塗る順番や化粧直しのポイントについて
「日焼け止めを使いたいけど、化粧下地の前にすればいいの?それとも後?」
筆者が美容部員をしていた時にお客様からよく聞かれていた質問のひとつです。
最近では、化粧下地やファンデーションも日焼け止め効果(SPF値やPA値の表示)があるものも増えていますし、BBクリームやCCクリームといったオールインワンタイプのベースメイクも増えているので、日焼け止めはどの順番で使えばいいのかわからない人も多いんです。
そこで今回は、日焼け止めや化粧下地の塗る順番や、また化粧直しのポイントについてもご紹介します。
■日焼け止めは化粧下地にもなる?
「日焼け止めと化粧下地、どっちを先に塗ればいいの?」と聞かれたら、それは日焼け止めになります。
日焼け止めにも種類があり、一般的によく使われるローションタイプや乳液タイプは化粧下地の前に使うことで落ちにくく、効果を長持ちさせることができます。
ですが、スプレータイプの日焼け止めの場合はメイクの最後に行うので知っておいてくださいね。
最近では、日焼け止め買い化粧下地の代わりになったり、逆に化粧下地に日焼け止め効果があったりします。
また、それぞれにSPF値やPA値が表示されており、アイテムを重ねれば重ねるほど日焼け止め効果が高いと思われがちですが、実は違います。
例えば、SPF50の日焼け止めにSPF20の化粧下地を重ねたところで、SPFは70になるわけではありません。
多少は日焼け止め効果もプラスされるかもしれませんが、ほとんど期待しなくて良いでしょう。
日焼け止め効果を出すためには、SPF値やPA値の高い日焼け止めや化粧下地を選びたくなりますが、この数値が高いアイテムほど紫外線吸収剤が配合されており、少なからず肌に刺激を与える存在でもあります。紫外線吸収剤は、肌の表面で化学反応を起こすことで日焼け止め効果を発揮します。その化学反応こそ、肌に負担をかけるのは確かです。
なので、敏感肌の人にとってはSPF値やPA値がなるべく低いアイテムを使いたいところですね。
もしも海や屋外プールなどのレジャーがない場合は、日焼け止めと化粧下地両方を使わなくても構いません。無理に重ね付けをすることで、毛穴詰まりを起こしたり肌呼吸を鈍らせてしまうので、くすみや肌荒れの原因にもなります。
メイクの仕上がりが良くなるのは化粧下地ですし、紫外線をしっかり防止できるのは日焼け止めです。
その質感と優先順位でよく選んでくださいね。
■日焼け止めを塗り直す&化粧直しの仕方
日焼け止めはいくらウォータープルーフのものでも耐水時間が2時間ともちません。このため、化粧崩れを起こした顔と同じように日焼け止めも塗り直さなければなりません。
もしもスプレータイプの日焼け止めを使用しているのなら、メイクを直した後に全体に吹きかければOK。
ですが、もしもローションタイプや乳液タイプの日焼け止めを塗り直したい場合は、メイク直しを一通り終えた後に手のひらの少量の日焼け止めを乗せて、指先で軽くタッピングするように日焼け止めを塗ります。
ドロッとしたテクスチャーの日焼け止めは不向きですが、さらっとした使用感の日焼け止めにオススメ。保湿成分が配合されていれば外出先の潤い補給にもなりますし、パウダーを配合した日焼け止めならメイクの塗り直し直後もサラサラ感が続きますよ!
もう一つの方法として、乳液を含ませたコットンで一旦メイクオフし、日焼け止め→ファンデーション→おしろい(フェースパウダー)といやり方もあります。
これならメイクのヨレも防げて仕上がり感抜群ですね!
■おわりに
いかがでしたか?
まとめますと…
・基本はどちらか一方のみの使用でOK
・化粧直しの際は仕上げとして日焼け止めを使ったり、軽くメイクオフした後に塗り直す
ぜひ、今後の参考にしてくださいね!