覚えておいて欲しい!日焼け止めでかぶれた時の対処や治療方法
紫外線を多く浴びてシミやくすみを防ぐためにと、必死で日焼け止めを塗っていたらかぶれていた、なんて体験はありませんか?
急なトラブルにびっくりされる事だと思いますが、今回はそんな方へかぶれた時のための対策治療法について説明していきます。
■日焼け止めを塗ってかぶれないためには?
日焼け止めを塗った後にかぶれてしまったという事がよくあるようですが、これは何故でしょう?
それは光アレルギー性接触皮膚炎といって、日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤の成分が光を浴びる事によって、皮膚の表面で化学反応を起こしてしまうのでかぶれてしまうのです。
日焼け止め主にこの紫外線散乱剤や紫外線吸収剤といった成分が配合されているのですが、皮膚が元々弱い人や生理前で皮膚がいつも以上に敏感になっている時には、紫外線吸収剤が配合されている日焼け止めを使用するようにしたり、刺激の強すぎる日焼け止めを使用するのはやめた方が良いでしょう。
紫外線吸収剤が入っていない紫外線散乱剤のみの日焼け止めの事をノンケミカルといいます。
ノンケミカル、ケミカルフリー、吸収剤フリーといった表示がある物を活用するとかぶれも防げるようです。
日焼け止めも季節や用途によって上手に使い分けする事をお勧めします。
例えば春や真夏、雪の日といった風に紫外線が特に強い日には、SPF50、PA++++の物を使用して、秋や曇りの日にはSPF35前後、PA++前後の物、雨の日や冬場にはSPF20前後で、PA++前後の物といった風に3パターンに分けて上手に使い分けるとお肌への負担も和らげる事が出来ます。
雨の日や曇りの日には、SPF50、PA++++といった高い数値の日焼け止めは必要ないのです。
■かぶれてしまった後に直ぐしてほしい対処方法!
日焼け止めでかぶれてしまった時の対処としては、まずは日焼け止めの使用をやめる事をお勧めします。
かぶれの治療にはまずは冷やす事が大切ですが、これも刺激が強いと皮膚に悪いので、小さめの保冷剤を顔に当てたり、冷蔵庫でしっかり冷やした美容マスクをすると良いでしょう。
美容マスクの成分には、ヒアルロン酸やコラーゲン、プラセンタ、ビタミンC誘導体といった疲れた肌に栄養分を与えてくれる物を使用してみて下さい。
日焼け止めによるかぶれも紫外線を浴びた事によって起きた化学反応の可能性が高いので、紫外線のメラニンが皮膚内に蓄積されている可能性も高いからです。
かぶれている状態の時には皮膚の細胞が乾燥していて、角層がめくれ上がって隙間が出来、その隙間に外気が触れる事によってかゆみが発生したり、さらなるダメージを受けてしまいます。
特に皮膚が弱っている時には熱いお湯で洗顔したり、メイクを落とす目的でないのに洗浄力の強い洗顔料を使用してしまうと皮脂膜まで除去してしまうリスクが高いので水洗いしましょう。
次は乾燥を防ぐための水分補給です。
保水力の高いヒアルロン酸やビタミンC誘導体成分配合の化粧水をたっぷりと塗り込んで、その後に水分が逃げないように乳液やクリームで蓋をして下さい。
洗顔後には、すぐに化粧水や乳液やクリームなどで蓋をしてあげないと、5分、10分、15分と放置時間が伸びるごとによって、次第に肌の水分も蒸発していきます。
スペシャルケアとしては、化粧水や乳液はコットンで丹念に塗り込んだ方が、顔の端っこの部分までまんべんなく塗り込む事が出来ます。
このように皮膚がかぶれている時程、丁寧なスキンケアが必要となってきます。
乳液やクリームの他にも高濃度の美容液や美容オイルを活用すると、さらに皮膚の保護作用パワーはアップします。
これでもかぶれが改善されない時には、皮膚科を受診する事です。
皮膚科では非ステロイド性抗炎症外用剤を使用した治療を行いますが、それも医師の指示に従って行って下さい。
■スキンケア以外にもお勧めのケア
角膜のかぶれといった症状を迅速に回復させるためには、肌のターンオーバーを正常に戻す事が必要となってきます。
肌や爪、髪の毛といった細胞は実は眠っている時にしか生成されないので、健康的な肌のターンオーバーを促すには睡眠がとても重要になってきます。
睡眠も連続して6時間以上は取らないと、成長ホルモンの働きが活性化されません。
睡眠中には副交換神経が優位になって、日中ですと脳に送り込まれている血液が皮膚の末梢神経の血管が開く事によって、皮膚細胞の隅々にまで栄養分がしっかり行き渡るようになるのです。
そんな時に短い睡眠時間や浅い睡眠の場合には交感神経が有利になってしまうので、しっかり皮膚の隅々にまで栄養分となる血液が行き渡らなくなってしまうのです。
皮膚がかぶれている時にはいつも以上に睡眠をしっかり取るように心がけながら、ターンオーバーの正常化を図ってあげて下さい。
ターンオーバーについてはこちらをご覧ください。
⇒ターンオーバーを促進せよ!肌の透明感を取り戻す方法とは?
■まとめ
いかがでしたか?
日焼け止めによる皮膚のかぶれも自分である程度はケアしていけるので、もしも皮膚トラブルに見舞われた時のためのケア方法もしっかり把握しておきながら、どのようなシチュエーションにも耐えられるように、スキンケアのバリエーションを増やしていって下さいね。