海で日焼けした時の美白ケア!顔や体の日焼け跡を早く治す
2016/04/18
私たちの肌は、紫外線を浴びると黒くなったり、シミソバスが濃くなったりなどのトラブルを起こしやすくなります。
最低限の日焼け止めや日焼けグッズを使用していても、肌質や遺伝的な要素などから、紫外線トラブルは避けて通れないものとなるでしょう。
では、「紫外線による肌トラブルは仕方のないものか?」と言ったらそうではありません。
紫外線を浴びたら、美白というケアでトラブル緩和ができるのです。
それには、なぜ肌が紫外線にあたることで黒くなったり、シミやソバカスができるのかをメカニズムを理解し、内側、外側から総合的に美白対策を考えてみましょう!
目次
■なぜ日焼けすると肌は黒くなるのか?
人間の皮膚には肌を黒くする細胞が存在します。
これをメラノサイトと言います。
メラノサイトは紫外線を浴びると肌を守ろうとメラニンという黒い物質を生産します。よく、メラニンを悪者のように思いがちですが、メラニンは外部から侵入してくる化学物質などの外敵の侵入を拒否する防御反応として私達を守ってくれているのです。
肌が黒く見えるのは、まさにこのメラニンが透けて見えているという状態だったのです!
ちなみに、メラニンがなければ、皮膚ガンにかかる人もいるでしょう。
美白の鍵はこのメラノサイト、メラニンの活性を抑える事にあります。
もちろん、先に述べたように、 メラニンは私たちが生きていく上でなくてはならないものなので、除去させるのではなく、活発な動きを抑制してもらうだけで良いわけですね。
■美白のメカニズムとは?
美白というと、汚れた服を漂白するようなイメージにとらえる人も少なくないでしょう。
そうではありません、美白化粧品などを使用して上記で述べたメラニンやメラノサイトの過剰な働きを抑えて、肌が黒くなるのを防止する事です。
各化粧品会社ではメラニンを抑える独自の成分を試行錯誤で開発し、美白化粧品として販売しています。
その主な成分とは次のようなものがあげられます。
■美白化粧品の主な主成分とは!
美白化粧品の成分は素人判断では使い分けが難しい事もあります。
次のような肌状態や紫外線にあたった経歴を思い出して美白化粧品をセレクトしましょう。
●明らかに黒くなったり、シミソバカスが濃くなったりしたケース
海や山などのリゾートで日焼けし、すでに、黒くなったり、シミそばかすができていたりと、明らかに日焼け後の肌トラブルが目立つ時は次の成分が効果的です。これらは、厚生労働省に認可されているものばかりです。
・ビタミンC誘導体
チロシナーゼという、メラノサイトを活性化させる酵素の働きを抑制させたり、抗酸化作用を促したりする働きで日焼け後のシミソバス対策ができます。
ビタミンCという形からビタミンC誘導体という形にする事で、より化粧品の成分として破壊されにくいものとなります。
・プラセンタ
馬や豚などの胎盤エキス成分が、メラニンの生成を抑制させたり、肌の生まれ変わりをサポートしたりするため、メラニン排出をスムーズにしてくれる美白成分として注目です。
胎盤自体が、親子の栄養宝庫とされるわけですから、くすみのない美しい白肌が期待できるでしょう。
関連記事はこちら。
⇒プラセンタが肌の透明感を取り戻す!手軽に若返るコツとは
●肌が黒くなったり、シミソバカスの濃さは確認できないけれど、先々不安なケース
間違いなく、強い紫外線を浴びたけれども、まだ肌が黒くなったり、シミソバスが現れていない、でも「この先トラブルが現れるかも?」
「できる前に予防したい!」という人には次のような有効成分が期待できます。
・カモミラET
紫外線を浴びる事により、メラノサイトが「シミをたくさん作れ!」と命令を出します。その命令情報伝達物質と言われている「エンドセリン」をシャットアウトして、メラニンを作られる前に対策し、心配な日焼け後のシミそばかす予防ができます。
・トラネキサム酸
肝斑というホルモンが関係して生じる色素沈着にも効果的と言われています。肝斑は、強い紫外線でも、できやすくなるため、元々、肝斑のある人には効果的な有効成分でしょう。
※ちなみに、紫外線によるニキビ跡のシミ化ケアには、納豆や豆腐などの大豆に含まれるイソフラボンや、サリチル酸なども有効な美白成分です。
■美白化粧品の種類や選び方
美白化粧品と言っても、一言では言えないくらいに、様々な商品があるため、どのように使いこなしたら良いか迷うものです。ほとんどの美白商品が、「美白化粧品のおもな主成分とは!」のところでご紹介した成分が配合されています。
●美白化粧品はライン使いが効果的
店頭では、メラニン状態や、肌のダメージに合わせて美白化粧品を化粧水から美容液までラインで推奨することがほとんどです。
基本的には、成分を統一する事でメラニンを抑制する力も高まるのです。
また、スキンケアにとどまらず、美白成分配合のファンデーションまでトータル使用を推奨される事もあるでしょう。
また、美白商品は成分や浸透技術などの兼ね合いから、高額なものが多いです。もったいないからと、適量を守らないで、十分な効果が出ないという人も少なくありません。
●美白成分に特化した美容液
何と言っても、美白の成分をダイレクトに補えるのが美容液です。
化粧水の後に使うタイプがほとんどで、エッセンスタイプのものが多いです。美白技術の進歩から、濃いシミソバスには集中的に浸透させるペンや、筆タイプのスポットタイプの商品もあり、全体美白と部分美白併用する事でパーフェクトな美白効果が狙えるでしょう。
●美白に不可欠な保湿も補えるクリームタイプ
美白に必須だと言われている保湿、肌が潤わないと、美白成分は浸透しにくく、メラニンに作用しにくいのです。
そんな時は、はじめから美白、保湿どちらも効果の望めるクリームタイプを使えば効率良く美白作用が期待できます。
●美白の応急処置や集中ケアとしてもニーズの高い美白マスク
最近話題のマスク美容ですが、美白成分がたっぷり染み込んだローションマスクを数分実施する事で、美白の有効成分がダイレクトに染み込みます。
日焼け後の集中ケアとしてもニーズが高い美白ケアのスタイルです。
●肌を明るく見せながら美白ができる美白ファンデーション
日焼けで生じたシミやくすみをカバーしながら、美白効果も得られるという美白に特化したファンデです。
乾燥肌なら、クリームタイプ、リキッドタイプなど肌質に合わせる事もできます。
脂性肌なら、パウダー系を使用しましょう。
●体内から美白したい人には美白サプリメント
顔だけでなく体も日焼けしてしまった人のケアは、面積が広くケアも行き渡らないケースもあります。
また、肌が弱くて美白化粧品を使用できない人も少なくありません。
忙しくて食事から美白成分を摂取できない人も多いのです。
そんな時は、顔も体もトータルで美白できるサプリメントの継続飲用が望ましいでしょう。
サプリメントの成分は、化粧品と同じように、ビタミンC、Lシスティンなどのメラニン抑制成分から、日焼け後の肌を明るくする生薬配合のものまで様々です。
また、顆粒、錠剤、カプセルタイプなどの形状があり、ライフスタイルに合わせてセレクトできます。
日焼けを早く治したいならこちらの記事がおすすめ。
⇒肌のターンオーバーを促進するおすすめサプリランキング
■美白化粧品を選ぶ時の重要ポイントとは?
美白化粧品を選ぶ時のポイントがいくつかあります。
・自分の肌に合う有効成分かどうかという事(3ヶ月〜6ヶ月は使用継続が必要です)
・保湿効果も得られること
(水分の整った肌でなければ、美白成分の浸透性が悪くなるためです)
・メラニンを排出させる機能があるかどうか(代謝機能が悪ければ、メラニンがスムーズに排出されにくく、メラニンが蓄積されていきます)
■外からだけじゃない!美白は体内からもダブルでするべき
日焼けをすれば、美白化粧品に頼りたいと思う気持ちは当然です。
しかし、私達の体内は、食物から取り入れる様々な栄養素で肌機能を充実させているのです。
食べ物や、質の良い睡眠などを充実させて、日焼けしても、すぐに元の肌状態に戻す努力が必要です。
●メラニン生成を抑制させる食べ物
ここではメラニン生成を抑制させる食べ物について紹介します。
・柑橘類
オレンジや、みかん、アセロラなど、メラニン抑制を代表するビタミンCが豊富に含まれています、忙しくて摂取しにくい人は、オレンジ果汁100%ジュースなどでも良いでしょう。
・赤ワイン、緑茶
抗酸化作用のあるポリフェノール成分が、シミ、シワをできにくくします。
・豆腐や肉
皮膚全体に不可欠な栄養素で、大豆類や、脂肪の少ない鶏肉などのたんぱく質が理想です。
・いわし、モロヘイヤ など
メラニンを排出させるために必要な良い代謝状態が期待できるビタミンEが含まれています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?
日焼けをしないでアウトドアや、日常生活を楽しみたいものですが、紫外線は容赦なく、私達の肌へ進入してくるでしょう。
ですが、日焼けによるシミやソバカスが増加する原因をしっかり知っていて、根本原因を抑制できる美白化粧品を継続し、肌にとって良い生活習慣(食事、睡眠)を心がければ肌は元の美しい状態に戻るでしょう。
「美しい肌は1日にしてならず」です。美白ケアもコツコツ継続させましょう。
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