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紫外線吸収剤とは?その成分のメリット、デメリットを解説します

      2015/10/18

紫外線

あなたは日焼け止めの成分の一つである紫外線吸収剤の意味はご存知ですか?
紫外線吸収剤とは何か、メリットやデメリットについて解説したいと思います。

■日焼け止めに使われる紫外線吸収剤

紫外線が肌にもたらすダメージについて、みなさんはよくご存知だと思います。
日焼けやシミ、くすみやハリ・弾力の低下…
この紫外線ダメージを防ぐために、日焼け止めはマストアイテムですよね!
ですが、私たちが毎日使っている日焼け止めに「紫外線吸収剤」というものが配合されているのをご存知ですか?
今回は、紫外線吸収剤がどんなものか、またメリットやデメリットについて詳しくご紹介します!

●紫外線吸収剤とは?

日焼け止めが目的なのに、紫外線を吸収してしまう成分があるってどういうこと?
なんて思う人も少なくないでしょうね。
この名前から想像がつくように、この成分は紫外線を吸収して肌ダメージを防ぐ働きを持っています。
…これを聞いてもパッとしませんよね。

紫外線吸収剤の働きについて詳しく説明すると、
紫外線によるエネルギーを一旦体に吸収させた後、化学反応により熱や赤外線などに変え体外へ放出させます。
これにより、紫外線ダメージが肌に浸透させないように働いているんです。
また、紫外線エネルギーを自分の分子構造を変えるために無駄遣いさせることも。
紫外線吸収剤は、発熱させたり放出させたり…とかなりの働き者なんですね!

●紫外線吸収剤のメリット

紫外線吸収剤は配合している日焼け止めにはメリットがいくつか挙げられます。
まず、日焼け止めにありがちな「白浮き」がしにくいという点ですね。
また、塗り心地(テクスチャー)もサラサラしているので顔や体に塗りやすいんです。
ジェルタイプやローションタイプの日焼け止めには、たいてい紫外線吸収剤が入っていると思ってほぼ間違いありません。
また、紫外線吸収剤が入っている日焼け止めは「SPF50」のようにSPF値が高いものも多いです。
汗にも強いので暑い時期やレジャーシーンに最適ですね。

●紫外線吸収剤のデメリット

海

紫外線吸収剤にもデメリットはあります。
まず長持ちしにくいという点です。
紫外線吸収剤の働きでも説明した通り、紫外線エネルギーを熱に変えたり体外に放出させたり…と、紫外線吸収剤は化学反応を常に起こし続けています。
その化学反応で次第にUV防止効果が弱まってきますので、一度塗ってハイOKというわけではなく何度か塗り直しが必要になります。
日焼け止めの消費量が多くなり、コスパが悪いのが難点。
また、敏感肌の人に向いていないのもデメリットの一つです。

・敏感肌の人にお勧めできない理由とは?

このように、日焼け止めを使用して肌荒れやピリピリ感を感じた人も少なくないはず。
紫外線吸収剤の働きである化学反応は、少なからず肌に負担がかかります。
なので、敏感肌の人が使用すると刺激が強く、肌が荒れてしまうことも。
また、紫外線吸収剤の一部には発がん性が認められる成分が入っているのもあると言われ、一種の不安要素でもあります。
日焼け止めに限らず、化粧品には界面活性剤が含まれているものが多いです。
界面活性剤という言葉はご存知でしょうか?
簡単に説明すると、水と油は相性が悪くて混ざらないですが、この界面活性剤のはたらきによりつなぎとめる効果があります。
界面活性剤は、シャンプーやクレンジングなどに使われることが多く洗浄力が高くなるというメリットがあります。
落としにくい皮脂を界面活性剤により、水と皮脂が混ざり洗浄されるのですね。
それとは逆に洗浄力が強すぎるので肌の水分や皮膚組織を傷つけることが心配になります。
なので洗浄する製品に界面活性剤が入っている時には、保湿をするなどのケアが出てきます。
日焼け止めの様な洗浄力を求めない製品の場合には、水と油の融和に効果があるので肌に馴染みやすくなるというメリットがあります。
しかし、前述にもありますが皮膚組織を傷つけるので敏感肌やアトピーの人などには注意が必要です。
敏感肌やアトピー性皮膚炎の人は避けた方がいいと思います。
紫外線吸収剤が完全に肌に悪い!というわけではないので勘違いしてほしくはないのですが、もしも敏感肌の人や赤ちゃんに日焼け止めを使うなら、紫外線吸収剤不使用(無添加)のものを選ぶようにしてくださいね。

■さいごに

いかがでしたでしょうか?
日焼け止めには紫外線吸収剤が使われていることがあります。
メリットとしては、塗りやすくて長持ちがして日焼け効果が高いという事があります。
その反面、界面活性剤が入っている場合には皮膚の組織を傷つけ敏感肌やアトピーの人は悪化する恐れがあり、皮膚がんになるというリスクがあります。
敏感肌や赤ちゃんなどには紫外線吸収剤不使用(無添加)というものが販売されているのでそちらを購入することをおすすめします。
日焼け止めに入っている成分をちゃんとして適切な日焼け止めを塗りたいですね。

参考記事になります。合わせて御覧ください。
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