日焼け止めの匂いが臭い原因とは?においがしない日焼け止めの選び方のポイント
「日焼け止めの臭いが気になる…」
「臭いが無い日焼け止めの選び方って何かあるの?」
「なぜ日焼け止めって臭いがするの?」
なんてあなたは思っていませんか?
今回は日焼け止めの臭いについて執筆したいと思います。
それではどうぞ。
目次
日焼け止めが臭くなる原因とは?
日差しの強さを感じるとともに、日焼け止めにお世話になる機会がぐっと多くなりますよね。
いざ日焼け止めを使おうとして手に出してみると…あれ?なんだか臭い!と感じたことはありませんか?
もし、あなたの抱いている日焼け止めのニオイのイメージと異なるものであったら、使う前に少しその日焼け止めを見直す必要があるかもしれませんよ。
そこで、安心して心置きなく日焼け止めを使うためにも、ニオイの原因を一緒に考えてきましょう!
日焼け止めの使用期限が過ぎている
ニオイに異常を感じる原因として、多くの場合日焼け止めの使用期限が過ぎてしまっているということが考えられます。
去年開封した日焼け止めを今年も使おうとした時によく起こりうるもので、日焼け止めが劣化してしまっている可能性があります。
特にミルク・クリーム・ジェルタイプのものは、開封すると容器の中の日焼け止めと空気が直接触れやすくなり、時間が経つごとに酸化が進んでいきます。
酸化とは、日焼け止めが酸素(外気)に触れることで雑菌などが繁殖し、日焼け止めの成分劣化が起こることを言います。
劣化した日焼け止めを肌にのせると、肌荒れが起こったり炎症したりと、様々なよくない症状が肌に現れてきます。大切な肌に悪い影響が出てきてしまったら…後悔してもしきれないですよね。
日焼け止めの中に入っている防腐剤は、その商品を使い切るのに設けられた使用期限内に効果を発揮できる量しか入っていません。つまり、使用期限を過ぎた日焼け止めは、日を追うごとに劣化していくしかありません。
日焼け止めが劣化すると、色が茶色く変色したり、油分が分離していたりと見た目からわかる変化があります。さらに、なじみのある日焼け止めのニオイとは異なり、ツンとするような悪臭を感じることがあります。
この悪臭は、日焼け止めと手の皮脂が合わさって雑菌が繁殖することで起こりうるものです。
たくさん残っている去年の日焼け止めを使わないのはもったいないですが、ニオイに少しでも異常がある場合は破棄し、新しいものを使うようにしましょう。
日焼け止めの成分が原因
開封したばかりの新しい日焼け止めでも、その特有のニオイが気になって使いづらい…ということはありませんか?
日焼け止めらしい、この独特のニオイは一体何からきているものなのでしょうか。
この日焼け止めならではのニオイは酸化チタンや酸化亜鉛によって発せられています。
酸化チタンと酸化亜鉛は紫外線散乱剤の代表的な成分です。
まず酸化チタンですが、こちらにはルチル型とアナターゼ型の2種類があります。紫外線を浴びることで、水と反応して紫外線の熱を散乱させる働きを持っています。
紫外線を浴びると電子が発生し、皮膚の酵素を破壊して活性酸素に変化します。化学反応を起こした活性酸素から特有のニオイが発生するのは、この「光触媒」と呼ばれるもののためです。
一方で酸化亜鉛は、日焼け止めの他にもファンデーションなどのメイクアイテムにもよく使用されている成分です。光触媒によって有機物を分解する作用があり、紫外線と日焼け止めを塗った肌が触れることで化学反応が起こり、独特のニオイが発生します。
これらは紫外線の熱を散乱させるのに欠かせないものですが、いくら効果が高くてもニオイが気になって使えなければ意味がないですよね。
そんな時にはシリカやレシチンといった非ナノ化コーティングされたものを選ぶようにしましょう。コーティングしてあることで、日焼け止めと紫外線が触れあった時に光触媒するのを防ぐことができます。紫外線防止効果はそのままに、ニオイをカットしたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
不快なニオイがしない日焼け止めの選び方
毎日欠かさず使う日焼け止めだからこそ、不快な気持ちではなく前向きな気持ちで付き合っていきたいですよね。
そこで、あの特有のニオイがしない日焼け止めの選び方を4つご紹介させていただきます。
無添加・無香料のものを選ぶ
あのニオイが嫌いなら、いっそのこと無添加・無香料のものを選ぶという手があります。
無添加とは、その言葉の通り「添加物を入れていない」という意味です。
防腐剤やアルコール、着色料などの肌の負担になりやすいとされるものを取り除いて作られています。
無香料とは、その商品に香料を使っていないということを表します。無香料とうたっている商品は無臭のもの、と思っている方も多いと思いますが、ここに落とし穴があります。
香料が配合されていない=無臭になるわけではありません。
ただし、無香料ではない日焼け止めに比べると、日焼け止めのニオイをかなり抑えて作られているのは事実です。
顔を近づけてよくニオイを嗅がないとわからない位のものが多いです。
さらに、無添加・無香料のものは肌をいたわりながら優しく使用できるように作られているので、敏感肌の方、日焼け止めをつけた際に肌荒れした経験のある方はぜひこちらを選んでみてくださいね。
フレグランスつきのものを選ぶ
女性であれば、いつでもどんな時でもいい香りでいたいと思いますよね。
毎日使っている日焼け止めのニオイがあの独特なものでなく、フレグランスをまとったようないい香りだったら一石二鳥だと思いませんか?
日焼け止めはドラッグストアで購入するものというイメージが強いですが、その固定観念を少し変えてあげて、デパートやバラエティショップに足を運んでみましょう。
ドラッグストアの日焼け止めに比べて少し割高にはなりますが、今はつけるだけで女子力がアップするようないい香りの日焼け止めがたくさん出回っています。
フレグランスほど香りは強くなく、長時間ふわっとした柔らかな香りが持続するので、会社にも気兼ねなくつけていけますよ。
もちろん、このいい香りのおかげであの独特の香りは気になりません。同じニオイでも、せっかくならフレグランスのいい香りで日焼け止めをもっと楽しんでみませんか?
オーガニックコスメブランドのものを選ぶ
オーガニックコスメブランドの日焼け止めを使用することもおすすめです。
オーガニックブランドが展開する日焼け止めは、自然派由来のものが原料として使われているため、アロマのようないい香りでできているものが多いです。イヤなニオイどころか、深呼吸してその香りをずっと楽しんでいたくなるほど病みつきになるという方もいます。
肌がデリケートだから、日焼け止めは肌に優しいものを使いたいという方にもぴったりですよ。
ただし、オーガニック系の日焼け止めは合成保存料が入っていない場合が多々あるので、1度開封したら1シーズンで使い切るようにしてくださいね。
飲む日焼け止めを使う
日焼け止めは顔や身体に直接つけるものというイメージが強いですよね。
しかし今、日焼け止めのイメージを大きく覆す新鋭が現れてきています。それは飲む日焼け止めです。
美容クリニックなどで取り扱っていることの多いこの飲む日焼け止めは、朝サプリメントを飲む感覚で適量服用するだけというシンプルなものです。
たったこれだけで紫外線を防止できるのは画期的ですよね!
当然、塗るタイプの日焼け止めのようにニオイが気になるということもありません。
今後はこの新しいタイプの日焼け止めも選択肢の1つに入れてみませんか?
日焼け止めは皮脂と合わさっても不快なニオイになる
日焼け止めがもともと持ち合わせてるあの特有のニオイに限らず、新しい日焼け止めで無香料のものでも肌につけた後にニオイがする…ということもあります。
それは一体どんな時に起こりうるのか、考えられる原因を一緒に見ていきましょう。
身体の皮脂・汗と混ざる
朝、日焼け止めをつけたての時には気にならないのに、時間が経つとなんだかニオイがしてくる…なんて経験をしたことはありませんか?
これは、汗や皮脂が出てもそのまま放っておくことで雑菌が繁殖し、それが日焼け止めと合わさってニオイを放つようになるからです。
汗をかきにくい季節にはそこまでニオイはきつくなりませんが、常に汗をかく環境にある夏にはどんなニオイになるかは…想像できますよね。
それを防ぐために、汗をかいたなと感じた時にはこまめに拭き取ることをおすすめします。
タオルでオフするだけでも効果がありますが、より確実にすっきりするためには汗拭きシートを使うことが効果的です。
1度肌をまっさらな状態にすることで、皮脂や汗をリセットすることができます。
その後に日焼け止めを塗り直せばバッチリですよ。
日焼け止めを容器から出す際にも注意する
日焼け止めを手に出す時に、出口部分と手が直接触れてしまっていませんか?
すると、時間が経つごとに手の皮脂の雑菌が繁殖し、それが容器の中に入っている日焼け止めと合わさって劣化が進んでいきます。
いくら日焼け止めのニオイがしないとうたっている商品を選んだとしても、自らニオイの原因を作ってしまうとその努力がムダになってしまいます。
そうならないためにも、手と出口部分が直接触れないように使用し、日焼け止めの品質を長く保てるようにしましょう。
さいごに
今回は日焼け止めのニオイの原因と、ニオイが気にならない日焼け止めの選び方にフォーカスを置いてお話させていただきました。
以前に比べて日焼け止め市場はさらに広がりを見せ、選べる種類も各段に増えてきています。
だからこそ、どの日焼け止めが不快な気持ちにならずに毎日使うことができるのか、ニオイ自体がしないものがいいのか、フレグランス感覚でビューティーアイテムとして使えるものがいいのか、肌に負担がかかりにくいものがいいのかなど、自分のニーズに合わせて選んであげると日焼け止めに対するネガティブな印象が薄れていきますよ。
日焼け止めは選び方次第でいくらでも快適に使うことができるので、女性の美にとって必要不可欠なものだからこそ、あなたにとって1番ベストな日焼け止めを見つけていきましょう!