なぜ紫外線対策は必要なの?方法は何があるの?
万年降り注ぐ紫外線は肌の天敵と言えますが、あなたはなぜ紫外線対策が必要なのか考えたことがあるでしょうか?
今まで紫外線対策をしないと大変なことになると巷で騒がれているものの、なぜ紫外線対策を行う必要性があるのかイマイチ理解していない人もいるかもしれません。
紫外線対策が必要になる理由が分かれば、これから心して紫外線対策を行うことが出来るでしょう。
そこで、なぜ紫外線対策が必要になるのか、紫外線対策の方法などをご説明します。
目次
なぜ紫外線対策が必要になるの?
紫外線と言えば夏場に降り注ぐものだと思っている人がいるかもしれませんが、実は紫外線は季節に関係なく万年降り注いでいます。
紫外線の種類にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、この3種類のうち、万年降り注いでいるのがUV-AとUV-Bになります。
UV-Cは地表に届くまでになくなってしまうので心配はありません。
UV-Bも夏場に照射される量が増えるだけでUV-Aほど危険ではないでしょう。
しかし、UV-Aは特に対策をしなければならない危険な紫外線と言えます。
参照:UVAとUVBとUVCの違い。紫外線の特徴と対策について
では、このUV-Aにはどんな危険があるのでしょうか。
UV-Aは肌トラブルや肌老化の大きな原因になる!?
肌老化とは肌の弾力やハリを保っているコラーゲンやエラスチン繊維といった様々な繊維芽細胞が傷つき、ハリや弾力が失われている状態のことを言います。
肌老化によってハリや弾力が失われてしまうと肌のしわやたるみが発生し、実年齢よりも老けて見えるほどになるでしょう。
肌老化が起こる原因は加齢が挙げられますが、9割は紫外線によるダメージの蓄積が原因とされています。
自然な老化現象ならまだしも、紫外線対策を怠っていたことで実年齢よりも老けて見えたらとてもショックですよね。
また、紫外線には急性傷害と慢性傷害の2種類を引き起こします。
急性障害とは紫外線を浴びてから1日と経たずに現れるもので、日焼けや皮膚炎などがこれに該当します。
反対に慢性傷害は数十年と非常に長い期間が経ってから影響が現れ始めるものであり、シミやしわ、くすみといった様々な肌トラブルを引き起こす恐れがあるでしょう。
この慢性傷害の厄介なところは、紫外線を浴びてから非常に長い期間をかけてから影響が起こる為、紫外線のせいで発生したと気づきにくいことです。
一度でも浴びた紫外線の量を取り除くことは不可能なので、紫外線を浴びれば浴びるほどダメージを蓄積させてしまうことになります。
したがって後々に起こる慢性傷害の被害を軽減させる為には、若い時から紫外線対策を行う必要性があるのです。
若い時にいかに紫外線対策を行ったかによって年齢を重ねた時の肌の具合が変動するので、徹底した紫外線対策を行っていきましょう。
紫外線は完全に悪いものというわけではない?
肌老化や肌トラブルを引き起こす紫外線は、一見すると完全に悪いもののように感じられますが、悪いことばかりではありません。
紫外線を含む太陽光は植物に成長に欠かせない栄養の塊のようなものであり、人間にとっては生体リズムを整えるのに欠かせません。
もしも太陽光がなければ朝と夜の区別がつかなくなり、人々の生体リズムが一気に狂ってしまうでしょう。
紫外線単体で見てみると、悪いことばかりではありません。
紫外線はオゾン層を破壊してしまいますが、オゾン層を作り出す際にも必要不可欠です。
また、人体にとってはビタミンDの生成に必要になります。
ビタミンDはカルシウムのバランスを整え、骨を健康にして保つという重要な役割があるので日光浴はとても大切です。
紫外線を浴びるのは約15分ほどで良いのですが、それ以上浴びると肌が余計な刺激を受けてしまい、途端に肌にダメージを蓄積させてしまいます。
肌トラブルはもちろん、免疫力の低下や皮膚がんの原因にもなるなど紫外線を過剰に浴びても何も良いことがありません。
つまり、適度な紫外線は必要ですが、過剰に紫外線を浴びないようにする為にも紫外線対策が欠かせないのです。
紫外線対策の方法とは?
紫外線から自分の肌を守る為には紫外線対策が欠かせません。
現在では紫外線対策の為に様々な方法があるので、それらをご説明しましょう。
帽子・日傘
帽子や日傘は紫外線対策の代表的なグッズであり、日中はほぼ欠かせないグッズとなり得るでしょう。
ここで帽子を選ぶ時に注意しておきたいのが、帽子の色です。
帽子の色によって紫外線を反射・吸収する力が変わってくるので色選びは非常に重要です。
特にお勧め出来るのは帽子の表面が白、裏面が黒の帽子です。
紫外線対策を行うなら黒一色でもいいのではないかと思われるかもしれませんが、帽子が黒一色だと紫外線を反射することが出来ず、全て吸収してしまうことになります。
紫外線を吸収するたびに帽子が熱を持ってしまうので、これが熱中症の原因になってしまいます。
白は紫外線を反射する為、表面が白、裏面が黒の帽子であれば効率良く紫外線を反射・吸収することが出来るのです。
日傘も同様に表面が白、裏面が黒だと非常に心強いでしょう。
参照:おすすめの日傘の色の効果は黒?白?素材は?選ぶコツを解説
参照:日傘と日焼け止めの併用は効果あり!日傘の選び方を解説
参照:日傘と雨傘の違いは?寿命はあるの?UVカット効果って何?
UVサングラス
紫外線や帽子や日傘である程度は防ぐことが出来ますが、目はどうでしょうか。
紫外線は地面に跳ね返ってこちらに反射されるので、肌だけでなく目も紫外線によるダメージを知らない間に蓄積させることになります。
目に蓄積された紫外線はいずれ目の障害を引き起こすおそれがある為、紫外線対策が欠かせません。
そこで役に立つのが、UVカット効果があるサングラスです。
UVサングラスであれば地面に反射された紫外線から目を守ることが出来るので、帽子や日傘、UVサングラスの3点セットは欠かせないでしょう。
塗る日焼け止め
外出する際には塗るタイプの日焼け止めも非常に効果的です。
日焼け止めには基本的にSPFとPAが記載されており、数字や+の数が大きいほど高い日焼け止め効果があると判断出来ます。
しかし、高い日焼け止め効果があるものほど肌に負担をかける恐れがあるので注意が必要です。
さらに日焼け止めを自分で塗る場合には塗り残しがあるとそこから紫外線のダメージを受けてしまいますし、逐一塗り直しが必要になるなど様々な欠点もあります。
基本的に短時間の外出であればそこまで日焼け止め効果が高くない日焼け止めの方が肌に与える負担が少なくて済み、長時間の外出であれば日焼け止め効果が高いものを使うなどの使い分けが重要になります。
おすすめの塗る日焼け止めについてはこちらの記事「おすすめの日焼け止めランキング」でまとめています。
飲む日焼け止め
塗るタイプの日焼け止めには塗り直しが必要であったり、塗り残しが発生するなど様々なデメリットがありましたが、それらを全て解消するのが飲む日焼け止めです。
飲む日焼け止めはサプリ感覚で日焼け止め効果が得られるものであり、塗り直しが必要なければ塗り残しが起こる心配も一切必要ありません。
加えて朝に1粒を目安に飲むだけで1日中効果が得られるだけでなく、敏感肌や乾燥肌など肌に悩みを持つ人でも問題なく紫外線対策が出来るなど様々なメリットがあるのが特徴です。
飲む日焼け止めのメリットについては「飲む日焼け止めのメリット11選。日焼け止めの悩みを全部解決できます」をご覧ください。
おすすめの飲む日焼け止めはこちらの記事「今売れてる飲む日焼け止めおすすめランキング!比較表と口コミも紹介」でまとめていますのでご参照ください。
さいごに
改めて紫外線が想像以上に厄介なものであり、いかに紫外線対策が必要かがお分かりいただけたでしょうか?
夏場以外はそこまで重要ではないかもしれませんが、若い時からいかにして紫外線対策が出来ているかによって今後の肌の調子が変化していくと言えますね。