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日焼け止めのかゆみの原因と対処法!塗るとかゆくなるのはなぜ?

      2016/08/04

女性

肌トラブルの大敵は、なんといっても紫外線ですね。

シミやそばかすだけでなく、皮膚ガンを引き起こしてしまう原因にもなるでしょう。

そんな紫外線も「日焼け止めを使えば怖いものなし!」と思っていませんか?

実は、日焼け止めをつけてかゆみが出ている人は少なくないのです。

かゆみの原因は果たしてどのような事が考えられるのでしょうか。

■日焼け止めの成分が痒みを引き起こしていた!

皮膚ガンのような重篤な疾患を起こすくらいに強い紫外線を防御する日焼け止めは、肌に強い成分が配合されている事は間違いありません。

ですが、市場に出ている日焼け止めのすべてが皮膚にかゆみを引き起こす成分ばかりでもないので安心してください。

とくに注意が必要な成分は、「紫外線吸収剤」とよばれる石油由来の合成成分です。

《紫外線吸収剤とは?どんな成分?》

紫外線吸収剤とは、化学反応により紫外線を吸収し、外部に逃がすという流れになります。
つまり、紫外線を肌奥に入れこまないようにするために化学反応を生じさせるのですが、その時に発生する熱が皮膚のかゆみや、赤み、かぶれなどを引き起こしてしまっているのです。

紫外線吸収剤における皮膚トラブルは意外に多く、症状として顔のかゆみから腫れやかぶれにまで及ぶケースもあるでしょう。

《日焼け止めの成分が原因かもしれないと察したらとるべき行動》

日焼け止めをつけて肌がむずかゆかったり、赤みを帯び始めてきたら躊躇せず、すぐに皮膚科を受診します。

そこでは、かゆみ止めの抗ヒスタミン剤や外用薬が処方されるでしょう。
ですが、症状には個人差があるため、ひどければステロイド系薬品の処方も否めません。

また、経過を観察しながらではありますが、紫外線吸収剤配合の日焼け止めやその他、ケミカル系の化粧品をやめるように言われる事もあるでしょう。

【成分を散乱剤配合日焼け止めに変えてみる!】

アイライン

今まで紫外線を防止してきたのに、かゆみが出たからといって日焼け止めを全くつけなくなるような無防備状態にだけはなりたくないものです。

安全な成分に変えてみるとかゆみが出なくなる人も少なくありません。

決してノンケミカルではありませんが、日常の紫外線レベル程度ならば「紫外線散乱剤」の成分で十分対処できるでしょう。

《紫外線散乱剤とはどんな成分?》

細かいチタン、亜鉛などの金属により紫外線を反射させて、防御します。
ノンケミカルではありませんが、肌に最も影響を与えるリスクの高い紫外線吸収剤よりも肌トラブルの影響がなく安心です。

しかし、上記で述べたようにチタンや亜鉛などの金属を配合しているため、金属アレルギーの人が肌に合わないなどのリスクはあります。

【ノンケミカルや無添加、オーガニックにこだわりを!】

所詮は、紫外線吸収剤並びに散乱剤も石油系のケミカル成分です。
肌の上に長時間のせることで、肌内部にまで浸透し、合わなければかゆみという拒否反応が出てしまうのです。

では、思いきってノンケミカルや、無添加、オーガニックなどを意識した日焼け止めを使う方法もありますよ。

これらを使って、肌にかゆみを感じなくなれば、ずっと継続すれば良いわけです。

ちなみに、敏感肌とよばれるユーザーが増えた国内では、オーガニック化粧品とよばれるような天然素材を生かした肌に優しいものに注目が集まっています。

日焼け止めだけでなく、すべてのスキンケアラインをオーガニックや無添加のものに統一してあげるのが、最高の対処法ですね。

■そのかゆみ!紫外線アレルギーが原因かも?

女の子

今までは、日焼け止めの化学成分がかゆみの原因と説明してきましたが、実は日焼け止め成分が原因なのではなく、知らずしらずのうちに紫外線アレルギーを患って、かゆみが出ているケースもあるのです。

日焼け止めが原因かと思いこみ、使用するのをストップしたけれども、ますますかゆみがひどくなった場合、紫外線アレルギーという疾患を疑いましょう。

【紫外線アレルギーってどんなもの?】

日光アレルギー、日光過敏症などとも呼ばれていて、紫外線をあびる事で体内抗体が一定量を超過し、かゆみをはじめ湿疹や腫れなどの症状が出ます。

目の充血や、頭痛などの症状を訴える人も少なくありません。

はじめは、日焼け止めによる化学成分が原因かと思いがちですが、実はこの疾患によるかゆみだったということも少なくないのです。

《顔だけかゆみが出るケースも!》

朝つけた日焼け止めが汗や皮脂により落ちてしまう事もあります。

その隙間から紫外線が入り込む事でかゆみを引き起こす事になるでしょう。

日焼け止めが落ちやすい顔だけ、かゆみが出やすいという人もいたり、ある日突然発症してしまったりすることも少なくありません。

《紫外線アレルギーへの対処法とは》

花粉症を思い出していただけるとわかりやすいのですが、1度、紫外線アレルギーになってしまうと、なかなか完治しない非常に厄介なものとなります。

紫外線をあびて少しでも、かゆみ症状が出たら、紫外線アレルギーを疑い、皮膚科を受診しましょう。

《皮膚科での検査や対処法とは》

紫外線アレルギーは皮膚科での問診や検査で正確に診断がつきます。

そして処置にはかゆみを抑える抗ヒスタミン剤が用いられるでしょう。

ステロイド投与は、長期に渡れば副作用も懸念されるため、慎重に処方されます。

この対処法は、「日焼け止めの成分が痒みを引き起こしていた!」のところで説明した内容と、ほぼ同じ対処法になるでしょう。

かゆくて掻きむしれば、色素沈着などが生じ、第二の肌トラブルに発展しやすくなりますが、ステロイドを使えば様々な副作用に発展しかねないという問題も出てきます。

治療と症状のリスクバランスを考えながらケアしていく事になりますね。

《紫外線アレルギーにならないような対策を!》

なってしまってからでは遅いとされる紫外線アレルギーの症状は、発症しないように予防しましょう。
次のような事に気をつけながらアレルギー対策をしましょう。

・紫外線対策の帽子や日傘の利用

・こまめな日焼け止めの塗り直し
(日焼け止め成分による、かゆみが出ない場合にかぎります)

・紫外線量の高い場所へ行くのを控える

・車の窓ガラスなどのUV加工

・目のかゆみが出た場合は、UV対応のできる目薬を使う

などがあげられます。

また、かゆみ程度だからと、医療機関に行きそびれていれば、症状はますますエスカレートするばかりですから、早めに医療機関を受診して紫外線アレルギーがひどくならないように治療しましょう。

■かゆみ原因は乾燥が引き起こすバリア低下

日焼け

3つめにあげる日焼け止めをつけたらかゆみが生じるという原因に、乾燥があげられます。

日焼け止めをつける前の肌に理想的な水分が保たれていない事で肌の防御力を失い、乾燥性のかゆみが生じているケースです。

この現象も一瞬、日焼け止めの成分が合わないのが原因でかゆみが生じているのかと思いがちですが、実は乾燥性敏感肌が根底にあるケースです。

【理想的な肌の水分量とは】

理想的な肌の水分は約30パーセントと言われています。これより低いと肌のみずみずしさや透明感が失われやすくなるでしょう。

《肌の潤い保持に必須!3つの物質》

① 天然保湿成分

人が本来持っている水分の事、アミノ酸やミネラルなどの水分としっかり馴染む成分構造となっています

②細胞間脂質(セラミド)

細胞間にサンドイッチ構造で潤いを満たしている水分です。
細胞同士の接着剤の役割を果たします

③ 皮脂

角質層の一番上にある成分で、サランラップが熱を逃がさないように、水分を逃がさないようにしてくれるのが皮脂です

これら3つの成分がバランスよく保たれていることで肌の潤いが満たされ、外部刺激から、肌が守られるでしょう。

3つの成分バランスを数値で確認できる特殊肌センサーを導入している化粧品メーカーもあるため、自分の水分力と乾燥度が認識できます。

水分を保持する機能が低下していれば肌に外部刺激が入り込みやすくなるため、かゆみなどの防御反応が出てくるのです。

かゆくて、掻きむしればバリア効果は一層乱れ、どんどん刺激をいれこみやすくしてしまうでしょう。

これでは肌が負のサイクルに陥りやすくなります。

とにかく「肌が乾燥しているかも?」「洗顔後肌がつっぱる?」という心当たりのある人は、潤い重視のスキンケアでしっかり保湿してバリア機能快復に努めたいものですね。

【かゆみの原因、乾燥を快復させる保湿成分】

かゆみの原因が日焼け止め成分によるものでなく、乾燥性のものだとわかったら、すぐにでも保湿力をあげるケアに力を注ぎましょう。

現代人は、空調のきいた室内にいる事も多く、乾燥しはじめたら、スプレータイプのローションをまめにするなどの対策が必要です。また、デスクタイプの加湿器を使うのも安定した乾燥対策につながります。

また、日焼け止めをつける前にワセリンなどの肌に優しい保護効果の高いスキンケアをしてあげると、かゆみ対策になります。

保湿成分といえば、ヒアルロン酸やコラーゲンなどが思い浮かびますが、水分もバリア効果もあげたいのであれば、セラミドという保湿成分を取り入れるのが良いですね。

【ホルモンのバランス変化による乾燥性のかゆみ】

乾燥は、すぐに空気の乾燥や、ケア不足などを連想させますが、実は女性特有の乾燥原因があります。

それは、更年期近くなると生じる卵巣機能の衰退がエストロゲンという若さを維持するホルモンを減少させてしまうのです。

30代後半から徐々に減り始めるでしょう。
エストロゲンは潤いに関係するコラーゲンを維持する働きがあるため、中年期になってかゆみが出たら、ホルモンのバランス変化によるかゆみを疑いましょう。

そして、女性ホルモンに良いとされるイソフラボンを積極的に取り入れたり、生活習慣の見直しも考慮したりしたいものです。

■それでもかゆみが取れなければ飲む日焼け止めサプリがおすすめ

今は紫外線対策と言ったら塗る日焼け止めだけではなく飲む日焼け止めもあります。
サプリメントを飲むだけで紫外線対策ができるので塗る日焼け止めが原因でかゆみが出ている人には是非試してみる価値があるでしょう。
他にも飲む日焼け止めにはこの様なメリットがあります。

・日焼け止めを塗ってもベタベタしない

・日焼け止めを塗っても白浮きしない

・日焼け止めの塗り直しがない

・日焼け止めの塗りムラができない

・360度日焼け対策ができるのでうっかり日焼けがない

・日焼け止めを落とす手間がない

・敏感肌でも問題なく使用することができる

・副作用もない

などなどメリットを挙げたらたくさんあります。
是非一度チェックしてみてくださいね。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
飲む日焼け止めについて詳しく見てみる

■まとめ

いかがでしたでしょうか?
日焼け止めによる痒みは、誰しもが生じるかもしれないリスクの高い症状です。

ここでは、考えられる原因として、日焼け止め成分、紫外線アレルギー、乾燥の3つをあげて解説しました。

自己判断で「日焼け止めの成分が原因で肌が痒くなった」と決めつけずに、アレルギーや乾燥すべての要因があるという事を念頭に日焼け止めと上手にお付き合いしましょう。



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