唇を日焼けしてヘルペスに？ヘルペスの予防や治療法を解説
唇のコンディションが変だな？と感じたら、まずはヘルペスを疑ってみて下さい。
ヘルペスとはウィルス性の感染症ですが、８種類あるヘルペスの中の単純ヘルペスI型というウィルスが顔の皮膚内に潜んでいて、その細菌によって顔や唇周辺に赤い水疱が出来る症状です。
顔や唇といった大切なパーツにそんなダメージが起きると、外出するのもおっくうになって気分も落ち込んでしまいますよね。
今回はヘルペスの予防法や治療法について解説していきます。
目次
■ヘルペスを防ぐにはどうしたらいいの？予防法について
ヘルペスの菌は特に感染率が高く、ヘルペス持ちの家族と同じ食器を使ったり、ほんの少しスキンシップしただけでも感染してしまいます。
最初からヘルペス菌に対する免疫力を持っている人だったら良いのですが、免疫力がない人や抵抗力が弱い人、アトピーや傷があってその皮膚の弱い部分からヘルペス菌が侵入してくる場合もあります。
特に唇が日焼けした後は、皮が剥がれてしまって、そこからヘルペス菌が侵入してくる場合も多いですね。
ヘルペス菌がやっかいなのは、一旦感染してしまうと神経節から動かないといった事もあるので要注意です。
予防策としては、ヘルペスの症状がある人と接触しない事です。
他にも常日頃から、タオルや食器、衣類を清潔に保つ、部屋の掃除をこまめにする、体や手をしっかり洗うといった心がけが大切です。
これはヘルペスだけでなく、インフルエンザやノロウィルスといった様々なウィルス対策にもなるので常に清潔第一を心がける事です。
■ヘルペスやその他のウィルスを寄せ付けないためにはオーラルケアが大事！
他にも大切なケアとしては、オーラルケアです。
ウイルスというのは、だいたい口から侵入してきます。
その際に口の中の免疫力が弱まっていたら、そこから感染してしまうといった事が考えられるので、歯周病は早く治しておきましょう。
何か食べたら歯を磨く事以外でも、歯と歯の間の歯周ポケットを歯間ブラシでしっかり磨いてあげる事が大切です。
歯周病になる原因としては、歯周ポケットに菌が繁殖する事によって起きるので、歯磨き以上に歯間ブラシのケアが大切なのです。
他にも外から帰ってきたら、うがいをする習慣を身に着ける事も大切です。
手や口の中を常に清潔にしておく習慣を身に着けておくと、ウィルスの侵入も防いでいけます。
■唇ヘルペスの治療法について
唇ヘルペスになったら、病院に行って抗ウィルス薬を処方してもらいましょう。
薬には外用薬と内服液があります。
薬局にもヘルペス専用の薬が販売されているので、薬剤師さんに相談しながら選ぶと良いです。
自分でできるセルフケアとしては、唇や唇周りに水疱が出来た場合には無理してつぶさずに馬油やヴァージンココナッツオイル、蜂蜜などを塗って保湿ケアする事です。
唇だから食べても大丈夫な成分しか塗れないのですが、水疱が出来ている状態の時には特に免疫力が低下していてさらに外部からの菌の侵入を促すリスクが高いので、侵入を防ぐ膜を作ってあげないといけません。
外出する際には、マスクを着用した方が良いでしょう。
マスクもこまめに取り換えたり、洗濯をして清潔に保つ事が大切です。
■菌に対抗できるように免疫力を高める事が大切！
ヘルペス菌は一度侵入してしまうと、そのままずっと体内に居座ってしまうといわれているぐらいに大変しぶとい菌なので、まずは体の抵抗力を高めていく事が大切です。
抵抗力を高めるためには、腸内フローラのコンディションを高める事が一番です。
そのためには腸内の善玉菌の量を増やす努力が必要となってくるのですが、善玉菌を増やすためには乳酸菌飲料や酒麹、塩麹、みそ、納豆、漬物、麹甘酒、乳製品といった発酵食品を積極的に摂取する事です。
乳酸菌飲料でお勧めなのが、ヤクルトです。
ヤクルト製品は、腸内フローラのコンディションを高めるための開発製品を数多く揃えているので是非チェックしてみて下さい。
他にも善玉菌のえさとなる水溶性食物繊維や腸管の大掃除をしてくれる不溶性食物繊維を積極的に摂取しましょう。
食物繊維は野菜や果物、海藻類、玄米などに多く含まれています。
マンナン成分のこんにゃくで腸内の掃除をする事でもOKです。
特に年齢が進むにつれて善玉菌の働きも次第に衰えてくるので、普段から意識して腸内環境を整える事が大切です。
乳酸菌の摂取に関しては、サプリメントを活用しても効率よく善玉菌を増やしていく事が出来ます。
口内や腸内の免疫力が高まるだけでも、風邪や花粉症、アトピー、その他ウィルスへの抵抗力が高まります。
まずはコンディションチェックしていきながら、体調管理に心がけていって下さい。
■まとめ
いかがでしたか？
ヘルペスも家族のうち一人が感染してしまうとその他の家族みんなもヘルペスに感染してしまうリスクが高まるといった大変やっかいなウィルスなので、早めに治療しておく事が大切です。
普段から身の回りを清潔に保ったり、口内や腸内環境を整えていく事も予防につながるので、自己管理能力を高めてウィルスを寄せ付けない体つくりに心がけていって下さい。