ターンオーバーを促進せよ！肌の透明感を取り戻す方法とは？
2015/12/03
あなたは、最近肌に透明感がなくなってきたと感じて来てはいませんか？
あなたは、最近肌がくすんだりシミが増えてきたと悩んでいませんか？
この様な悩みを抱える女性は実に多いですよね。
肌に透明感がなくなると、顔に色むらができてしまい“くすみ”が生じてしまいます。
くすみにも様々な種類がありますが、多くの場合はターンオーバーの乱れによって生じてしまうものなのです。
今回は、ターンオーバーを促すことで肌の透明感を取り戻す方法についてご紹介。
年齢肌にお悩みの人は特に必見ですよ！
■肌の透明感とは
“肌の透明感を取り戻す”というテーマですが、この“透明感”についてイマイチ理解できない人もいるかもしれません。
もちろん、肌がスケルトンになるわけではありませんよ！
肌は、ミルフィーユのように何層にも重なってできています。
そして、正常な状態だと約28日の周期で肌は生まれ変わるのです。
肌の生まれ変わり、つまりターンオーバーが正常に行われていることによって、古い肌は下層から表面に押し出されていきます。
押し出された古い肌は、垢となって剥がれ落ちていくのです。
このターンオーバーが正常に行われている場合、肌は透き通ったようにクリアな状態になるのです。
ですが、加齢やストレスなど様々なことが絡んでターンオーバーが正常にならず、肌の透明感がなくなってしまうことがあります。
次に、肌の透明感が無くなる原因＝ターンオーバーが滞る原因についてご紹介していきます。
●肌の透明感が無くなる原因
先ほども述べたように、加齢やストレスなどが絡むと肌の透明感が失われる原因になります。
その原因を詳しく見てみましょう。
・生活習慣の原因
規則正しい生活習慣を送らないでいると、体内に活性酸素が発生します。
たとえば、睡眠が不規則だったり睡眠不足だったり。
活性酸素は必ずしも体に悪影響をもたらすだけの存在ではありませんが、それでも増えてしまうことにより体内の細胞が酸化してしまいます。
酸化とは、サビつきのこと。
細胞がサビつくと、ターンオーバーが正常化しなくなります。
このため、不規則な睡眠や睡眠不足で肌の透明感が失われてしまうのです。
また、化粧を落とさないで寝ることもNG。
化粧を落とさずに寝てしまうと、肌表面の汚れた皮脂や汗、それらが混ざったものが毛穴を防いでしまい、毛穴詰まりを起こします。
毛穴詰まりを起こすと、ターンオーバーのために必要な老廃物の排出ができなくなってしまうため、肌の透明感が失われる原因になります。
また、色素沈着の可能性も。
・食生活の原因
加工品などの添加物が多い食品は、活性酸素を生み出す原因になります。
最近では食肉加工品（ハムやソーセージ）を食べると発がんの危険性が高まるとWHOで発表され話題になりましたが、これは添加物を食べることで発生する活性酸素自体に発がんのリスクを高めると言われているからです。
また、脂っこい食べ物を食べることで血中のコレステロールや中性脂肪が増えてしまい、血液がドロドロになります。
ドロドロの血液は代謝が落ちるてしまうため、ターンオーバーが停滞する原因になるのです。
・間違ったスキンケアが原因
スキンケアで、化粧水をケチって少量しか使わなかったり、十分な保湿ケアができていない場合もターンオーバーが乱れる原因になります。
保湿ケアが不十分で肌が乾燥してしまうと、それだけで肌の透明感はなくなってしまいますよね。
また、アイテムが原因というだけではありません。
たとえば、洗顔をするときにゴシゴシ擦って肌を傷つけてしまうと肌のバリア機能が壊れてしまうため、水分を保持できずターンオーバーが乱れることがあります。
クレンジングでも、長時間の使用で肌に必要な油分まで奪われてしまいます。
このことで、肌がうるおい不足に陥りターンオーバーが滞ってしまうのです。
使用するアイテムやその使い方で、肌の透明感が失われることもよくあります。
・日焼けが原因
紫外線を浴びてしまうと、シミやそばかすの原因となる黒色メラニンが量産されてしまいます。
黒色メラニンが量産されることで、肌表面が黒くくすんでしまうのです。
黒くくすんだ肌は、透明感がある肌とは到底かけ離れていますよね。
■肌の透明感を取り戻す方法
肌の透明感が失われる原因について、理解できましたか？
読んでいて「ドキッ！」としてしまった人は要注意！
ここからは、肌の透明感を取り戻す方法についてご紹介します。
●生活習慣の対策
肌の透明感が失われる原因に、不規則な睡眠や化粧の落とし忘れがありましたね。
なので、ここから改善していきましょう。
・質の良い睡眠を取る
人は、眠っている間に成長ホルモンが分泌され、ターンオーバーが促進されるよう出来ています。
質の良い睡眠をとるためには、この成長ホルモンが分泌される“時間帯”が鍵となります。
成長ホルモンが最も多く分泌される時間帯を、俗にお肌の“ゴールデンタイム”と言われていますが、この時間帯は22時〜翌2時の間の4時間です。
なので、22時には就寝しておくことが、質の良い睡眠につながることになるのです。
また、騒音を避け明かりを暗くすることで自律神経のバランスも整い、目覚めの良い朝を迎えることができるんです。
・化粧をしない肌休日を作る
毎日メイクをすることで、肌にとっては多少なりとも負担を与えていることになります。
なので、休日などに化粧をしない肌休日を作ることがおすすめです。
実は、世界で活躍するモデルや女優さんの間でも肌休日を作ることがブームになっています。
たとえば、その日1日は化粧をしないどころか洗顔料すら使わない。
メイクをしなくてはならない日でも、極力薄化粧をする、などですね。
私たちの肌は、これまで散々説明した通り何もしなくても勝手に肌が再生するように出来ています。
ですが、スキンケアやメイクで肌が自力で再生する力を奪っていることもあるんです。
このため、肌に休日を与えることで肌が自力で再生する力を養うことができるのです。
・ストレスをためない
肌のターンオーバーが滞る原因になる活性酸素。
この活性酸素は、ストレスを溜めることでも発生してしまうんです。
ストレスを感じていると、肌の調子が悪くなってしまうことがよくあります。
それは、活性酸素が生じてしまいターンオーバーが滞ってしまうので、肌荒れやくすみが生まれているからなんです。
この現代、ストレスフリーな環境に身を置くことも難しいかもしれませんが、自分の好きなことを思いっきりやってみたり、現実逃避してみたり。
いろんな方法で、ストレスをためないようにしてくださいね。
ストレスは、お肌の大敵です！
●食生活の対策
ターンオーバーが乱れる原因に挙げた食生活。
では、ターンオーバーを促して透明感を取り戻すために食生活で気をつけなければならないことは何なのでしょうか？
・添加物の多い食品を食べない
活性酸素の発生の原因にもなる食品添加物。
最近では食の欧米化も進み、食品の素材そのものを生かしたメニューよりも添加物の多いメニューを口にする機会が非常に増えました。
食品添加物って一体どんなものを指すの？という声も聞こえてきそうですが、たとえば食品のパッケージの裏に注目していただきたい。
「酸化防止剤」「甘味料」「着色料」「香料」などが記載されていることがあります。
これらこそ、食品添加物なのです。
もちろん、人工甘味料を使っているカロリーゼロ飲料も同じ。
とはいえ、すべての食事を無添加で揃えるのは到底無理な話でしょう。
なので、外食が多ければ自炊の機会を増やしてみたり、購入する野菜を有機野菜にしてみるなど工夫するだけでOKです。
・緑黄色野菜を食べる
ニンジンやトマト、ピーマンやほうれん草…これらの色あざやかな緑黄色野菜には“ファイトケミカル”が多く含まれています。
ファイトケミカルは、炭水化物、脂質、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルの“6大栄養素”に次ぐ第7の栄養素として注目される成分で、高い抗酸化作用が期待できます。
抗酸化＝活性酸素除去ということ。
なので、緑黄色野菜を食べることで活性酸素を除去し、肌の透明感がキープできるのです。
ちなみに、緑黄色野菜の中でもっともファイトケミカルが多いと言われているのはモロヘイヤ。
同様にゴーヤもおすすめです。
ファイトケミカルは、野菜の皮にもっともおおく配合しているため、野菜は皮ごと食べることをおすすめします。
また、緑黄色野菜に含まれる食物繊維も、便通の改善に役立ち体の老廃物を排出してくれます。
老廃物は肌の透明感を奪う原因にもなるため、腸内環境改善のためにも緑黄色野菜は非常におすすめなのです。
・青魚を食べる
青魚には、不飽和脂肪酸の一種・オメガ3系脂肪酸が含まれています。
この脂肪酸は体内で合成することができないもので、経口から摂取する必要のある“必須脂肪酸”ともいわれています。
オメガ3系脂肪酸は、血中のコレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるとされています。
このことで、血液がサラサラ状態になり代謝がアップします。
代謝がアップするとターンオーバーも促されますので、肌の透明感がキープできるということになるのです。
健康値キープにもなるので、肉が多い食生活なら青魚を食べる機会を増やしましょう。
ダイエットにもいいですよ。
●スキンケアの対策
肌の透明感を取り戻すためには、スキンケアのやり方やアイテム選びが非常に重要となってきます。
肌を透明感に導くスキンケア対策についてご紹介します。
・肌の透明感を取り戻すスキンケア
肌の透明感を取り戻すには、くすみのない肌にしなくてはなりません。
くすみは、古い角質やメラニン物質、乾燥によって起きてしまいます。
まずはくすみを取り除くスキンケアを行いましょう。
くすみを取り除くスキンケアとして、
⑵ターンオーバーを促す
⑶肌の水分をしっかりキープする
この3つのケアが必要です。
⑴古い角質を取り除く、このために週1〜2回ピーリングやスクラブ洗顔をすることをおすすめします。
毛穴詰まりも解消するため、酸化した皮脂や老廃物が排出され、⑵のターンオーバーが促されます。
⑵ターンオーバーを促す、このためには、⑶の肌の水分をしっかりキープすることが重要。
普段使っている化粧水は、きちんと適量になっていますか？
一般的な化粧水であれば、500円玉大2〜3個分の量が適量とされています。
バシャバシャ使うイメージですね！
できれば、肌の潤いをしっかり与えるためにコットンを使用するとよいでしょう。
肌がひんやりするまでパッティングを行うと、肌に潤いが行き渡った合図になります。
そのあとに、乳液やクリームで蓋をしてあげることをお忘れなく。
乳液は、水分＋油分でできていますが、クリームはそのまんま油分です。
どちらが保湿力が強いか、もちろんクリームですよね。
ですが、テクスチャーにも好みがありますから、欠かさず保湿を行っていればどちらでも構いません。
・肌の透明感を取り戻すスペシャルケア
普段のスキンケアでは行わないスペシャルケア。
例えばパックなども、肌の透明感を取り戻すためには効果的です。
シートパックであれば、肌に密着させることにより肌のバリア機能を一時的に停止させ、パックに含まれている美容成分を肌の奥にまでぐんぐん浸透させることができます。
また、ミネラル成分が多く含まれている泥パックもおすすめです。
おすすめは、泥パックを入浴中に行うこと。
入浴中は、湯船に満ちたお湯から発する蒸気で毛穴が開きやすく、毛穴汚れを吸着することができます。
さらに、血行がよくなっているためターンオーバーが促しやすい環境になっているんです。
毎日は行わないにしろ、週1〜2回肌にご褒美をあげるイメージで、スペシャルケアを取り入れてみてくださいね。
・肌に優しい化粧品の選び方
肌に優しい化粧品を選ぶには、できるだけ添加物を使っていない化粧品が望ましいです。
いわゆる無添加、オーガニック製品ですね。
化粧品のほとんどは、性質をキープしたり酸化を防ぐために、合成保存料や界面活性剤、鉱物油が使われています。
最近では技術も進化しており、これらの添加物を使用していても肌の安全性は確認されていますが、それでも肌が敏感な人にとっては刺激になることも。
アルコールが使われていたり、メントールや香料が使われている化粧品も多いですね。
なので、できるだけ肌に負担がかからない無添加、オーガニックの化粧品を選ぶ方が◎。
もちろん、種類に限りがあったり値段も高いため、買い揃えるのが大変なこともあるかもしれませんが、肌の透明感を取り戻すためにも少し気にするようにしてみてください。
また、無添加の化粧品は酸化も早いので、保管方法や使用期限をしっかり守るようにしましょう。
・肌に優しい日焼け止めの選び方
日焼け止めには、紫外線からの害から肌を守るために紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合しているアイテムがほとんどです。
ですが、これら二つの成分は多少なりとも肌に負担を与えるのも事実。
紫外線吸収剤は、紫外線を肌で吸収し、化学反応を起こすことで熱や赤外線に変え体外へ放出させます。
この化学反応こそが、肌にとって負担になるのです。
一方で、紫外線散乱剤は紫外線そのものを反射させることで紫外線の害から肌を守っています。
これら二つを並べても、紫外線散乱剤のほうが負担が軽いとされていますから、なるべく紫外線吸収剤の使われていない日焼け止めを使うようにしましょう。
また、香料が入っているものもできれば避けて。
添加物が肌に与える影響は、思っている以上に大きいのです。
・肌の潤いを守る洗顔、クレンジング方法
洗顔やクレンジングのやり方を間違うことで、肌は乾燥するとお伝えしました。
肌の乾燥は透明感を失うことにもなりますので、正しい方法を身につけておきましょう。
まず洗顔。こちらは、できるだけ人の肌と同じ弱酸性のものを使用します。
そして、石鹸タイプがおすすめ。
石鹸をよく泡立てて、その泡で顔を優しく洗うようにしましょう。
洗顔後に肌がつっぱらなければ、その石鹸とは相性◎になります。
そしてクレンジング方法。
今回はオイルクレンジングに限って説明をしますが、量が少ないと顔と手が強く摩擦してしまいます。
なので、ケチらずに適量を守ってください。
（一般的なクレンジングオイルで2〜3プッシュ）
そしてクレンジングオイルを顔に塗布する際、30秒以内に洗い流すようにしましょう。
洗顔、クレンジングともに冷水ではなく、ぬるま湯で洗い流すようにしましょう。
ぬるま湯は肌の汚れを一番に取り除きますし、冷水やお湯は肌の乾燥を招いてしまいます。
●肌の透明感を取り戻す成分
前項でも少し触れましたが、肌の透明感を取り戻す成分についてご紹介します。
化粧品選びで参考にするのはもちろん、食品やサプリメント選びの参考にもしてくださいね。
・ビタミンC
ビタミンCには、メラニンの生成を抑制したり排出を促したり、肌にハリを与えるコラーゲンの生成を促す働きがあります。
また、抗酸化の働きも期待できるため、ターンオーバーが滞る原因となる活性酸素除去にもなるんです。
ビタミンCは果物や野菜に多く含まれている成分。
しかしながら、水溶性のビタミンとなるためいくら多めに摂取しても体内でキープすることができずすぐに排出されてしまいます。
このため、1日1回の食事でまとめてとるのではなく、食事回数の3回に分けてとるのが理想的。
効率よくビタミンCをとるには、やはりサプリメントが便利です。
サプリメント選びの際は、合成のビタミンCよりも天然由来のビタミンCをおすすめします。
ただし、サプリメントはあくまでも補助的な役割。
サプリメントに頼り切って食生活が偏るなんてことがないように気を配りましょう。
・コラーゲン
コラーゲンは、肌の真皮にある成分で肌のハリをキープする成分です。
ですが、水分量の低下や活性酸素により減少していくと、肌がたるんだり毛穴が開いてしまいます。
コラーゲンはフグなどの海洋生物にも含まれている成分ですが、やはりおすすめはサプリメントや美容ドリンクです。
また、先述のビタミンCはコラーゲンの生成を促すことから、ビタミンCとコラーゲンをセットで摂ることがおすすめです。
サプリメントの場合、先述の“ゴールデンタイム”に合わせて摂るのが効果的。
なので一日1回、夕食後に摂るようにしましょう。
・はとむぎ
はとむぎには、肌の代謝＝ターンオーバーを促進する効果があります。
くすみはもちろん、ニキビやシミの改善にも良いとされる成分で、老廃物を効率的に除去してくれる効果があります。
また、保湿効果も高いと言われており、はとむぎのもつ美容効果に日々注目が集まっています。
はとむぎを配合した化粧水も人気ですし、はとむぎエキスを使用したサプリメントも販売されているのでチェックしてみてくださいね。
ただし小麦アレルギーの人ははとむぎを含んだアイテムの使用、食品の摂取は控えてください。
はとむぎと小麦は、生物学的に近い種類であるからです。
・プラセンタ
プラセンタには、ターンオーバー促進やコラーゲンの生成、血流の促進などに働きかけるEGFという成分が含まれています。
もともとの意味をたどると、プラセンタは胎盤のことを意味します。
胎盤は、赤ちゃんに栄養をたくさん送り込むために必要なものですよね。
お腹の中の赤ちゃんを、最終的に3000gぐらいまで成長させる必要不可欠なもの。
このことから、プラセンタのもつ美容効果がいかにすごいかがわかると思います。
プラセンタを摂るために、こちらもサプリメントがおすすめです。
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・ポリフェノール
赤ワインやカカオに含まれるポリフェノールには、高い抗酸化作用が認められています。
このため、体内の活性酸素を取り除き体全体の代謝を高め、結果的にターンオーバーの促進につながるのです。
とはいえ、赤ワインやカカオの取りすぎはカロリー過多や糖質過多が心配されるので、過剰摂取は控えるようにしましょう。
■さいごに
いかがでしたか？
肌の透明感を取り戻すために、ターンオーバーを促進させることがいかに大切なことかおわかりいただけたと思います。
ターンオーバーが滞ると角質がどんどん厚くなってしまいます。
肌がごわついている、または色むらができている、などが感触や見た目で判断できるようなら、すぐにでも角質を取り除き、肌のターンオーバーを促すケアを行いましょう。
また、普段の食生活や睡眠を見直してみてください。
規則正しい生活、食生活で自律神経のバランスも整い、身体のだるさを取り除き健康的にしてくれます。
肌の透明感は失うことはあっても、必ず取り戻せるものでもあるのです。
諦めないで、日々の見直しで肌の透明感を取り戻しましょう！
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